政治家の発言比較 「0増5減」区割り改定法

 
 

「0増5減」区割り改定法可決に関する発言まとめ

2013年6月26日

 6月25日の福井新聞は、衆議院選挙区の「0増5減」の区割り改定法の可決を大きく取り上げました。 一議席を失う福井県には影響が大きく、福井新聞に掲載された福井の政治家の方々のコメントを紹介しておきます。

稲田朋美行政改革担当相 自民党 福井1区
「0増5減」は最高裁判決に従えば致し方ないこと。あくまで緊急的な措置と位置付けている。区割り改定法が成立したことで、選挙制度の抜本的改革に向けて一歩踏み出した。」

山本拓衆議院議員 自民党 福井2区
「1票の格差を是正することが党としての最優先課題だったので、受け入れるしかない。」

高木毅衆議院議員 自民党 福井3区
「残念だが違憲状態の解消に向けやむを得ない。1人減ることになるが、福井の意見はしっかりと国政に届けていきたい。」

石橋壮一郎氏 公明党福井県本部代表 福井県議
「違憲状態だったので、法案は緊急避難的に成立させる必要があった。国会の責任を果たせたのではないか。」
「小選挙区制は民意を正しく反映していない部分がある。早期の抜本改革や定数削減に向け、各党が歩み寄り、合意を得る努力をしなければならない。」

糸川正晃氏 民主党福井県連代表
「抜本改革への努力がなかったのは問題。」
「昨年末の衆院解散前、安倍首相は野田前首相と今国会での定数削減を約束したはず。国会には福井を含めた地方の声をしっかりと中央に届けるための抜本改革までやる責任があった。」

鈴木宏治氏 日本維新の会前衆院選候補
「区割り改定法が成立しても抜本改革にはならない。その場その場での格差是正では、日本は良くならない。」
「小選挙区の定数をいくつ減らし、比例代表はいくつ減らすのかを最初から議論しないといけない。」

南秀一氏 共産党福井県委員長
「小手先の定数是正ではなく、小選挙区制は廃止し、比例代表を中心とした抜本的な選挙制度改革に踏み出すべき」

龍田清成氏 社民党福井県連合代表
「小選挙区制は低い得票率であっても1党が議席総数の多くを占有してしまうことがあり不公平。格差是正と同時に民意を公平に議席数に反映させることが必要。」

現職の国会議員に方々は「やむを得ない」といった感じで、野党の方々は「さらなる抜本改革が必要」といった感じです。
自民党の党内調整についてのコメントも紹介しておきます。

稲田朋美議員 自民党
「まずは目の前の参院選できちんと勝ちきることが大事。候補者を当選させることはもちろん、自民党の票を伸ばして比例でも議席を獲得できるよう専念したい。」

山本拓議員 自民党
「どのような形で調整するかは党が決める事。」

高木毅議員 自民党
「党からの方針も示されておらず、今のところは未定」「しっかりと知恵を出し合い、スムーズな形で調整を進める必要がある。」

 ちなみに、2013年3月30日時点での発言まとめはこちらから 「一票の格差」

 
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